ツバメが低く飛ぶと雨


空気中の湿度が高くなると、虫は交尾をしようとして低いところに集まる性質があります。
このとき、ツバメなどの鳥は、この虫を食べるために低いところを飛ぶのです。

ちなみに、この虫は「ウンカ」とか「蚊柱」とか呼ばれるものです。
夕方になると出てくるあの細かいやつは、吸い込むとぜん息になるそうです。

高校時代、私はチャリ通してました。
夕方、家に向かいながら、うかつにも自転車の上で深呼吸をしてしまい、
大量のウンカを吸い込んでしまったことが多々あります。
あいつを吸い込むと、1週間ぐらい胸のとこがウズウズするんですよ。



遠くの音がよく聞こえると雨


【類義】 鐘の音がはっきり聞こえるときは雨

音は空気中の湿度が高くなると伝わりやすい性質があります。
気温が下がれば、相対湿度も高くなるので、より音は伝わりやすくなります。

また、音(音波)の速さは気温によって異なり、
空気中の温度が一様でないと音波は屈折します。
地上付近の気温が高く上空の気温が低いと、音は上へ曲がり、遠くの音はあまり聞こえません。
逆に、地上付近の気温が低ければ、音は下へ曲がり、遠くの音でもよく聞こえるのです。

このようなことを、高校の物理で習ったような気がします。

雨が降りやすい空模様になったときは、地上付近の気温も下がり、湿度も高くなっているので
遠くの音がよく聞こえるようになるんですね。


   
  お天気編